採用サイトに求める情報とは? Z世代スタッフインタビュー
求職者や就活生にとって、採用サイトに掲載される情報は企業選びにおいて非常に重要です。特に若手の求職者が必要とし、求めている情報には共通点やポイントがあります。しかし、そのポイントを理解しようとせずに、やみくもに情報を掲載している企業も多いのではないでしょうか。その結果、若手人材の確保が困難になることがあります。
そこで今回の記事では、「求職者が採用サイトに求める情報とは?」というテーマで、Z世代のスタッフにインタビューを行い、その結果をまとめました。
求められる情報の共通点や重要なポイントを明らかにし、企業の採用サイト改善に役立てれば!という視点でお届けしますので、ぜひご覧ください!
目次
- 採用サイトを閲覧時にどんな情報を見る?
- 採用サイトに掲載してほしい役立つ情報は?
- 採用サイトで気になる情報は?
- 企業採用サイトで良いと思ったサイトとその理由は?
- ユニークな情報・コンテンツで良いと思ったサイトある?
- 採用サイト制作における4つのポイント
プロジェクトメンバー
デザイナー・イラストレーター
桃山
会社と雰囲気が合うかはとても気になる
デザイナー・イラストレーター
小森
採用サイトでは会社のらしさも知りたい!
広報
キド
就活の口コミはリアルな声重視!
ライター
カワセ
採用サイトの情報は給料や時間以外にも知りたいことがたくさん!
※インタビューメンバーは20代前半
採用サイトを閲覧時にどんな情報を見る?
桃山
仕事内容、社内の雰囲気、募集要項などを主に見ています!
小森
まず募集職種や求める人材など基本的な募集要項から、応募から採用までの流れなどをチェックします。
そのほかにも、職場の雰囲気や社会でどんな立ち位置にいるのか、自身のスキルアップや社会貢献ができそうかなどの情報をサイトからチェックします。
城所
基本的な雇用条件、採用サイト内でのメッセージ・理念 、新入社員・若手社員の声などを見ています!
カワセ
仕事内容・社員紹介やインタビュー・1日の密着など具体的な働き方を見てます。
採用サイトに掲載してほしい役立つ情報は?
桃山
入社後を想像しやすい情報は役に立つと感じます。
小森
募集要項以外にも社員さんのインタビューや過去の課題内容、採用までの流れが具体的にわかると、実際に課題や面接をする際に参考になるし安心感があるなと感じました。
城所
社員インタビューやクロストークなどの社員の方の声を通じて、社内の雰囲気や社員としての 生活が具体的にわかる情報は、会社のイメージを掴むのにとても役に立つと感じます。
カワセ
時系列キャリアプラン (女性・男性・既婚者・若年層・中年層など分類)が明記されていると具体的な将来のキャリアプランを描きやすいので役に立ちます!
採用サイトで気になる情報は?
桃山
入社後実際にどんな業務をしたか、どんなスキルが役に立つかどうかが気になります。
小森
より具体的に職場について知ることができる内容があると気になって見てしまいます。社内の雰囲気、社員さんについて、得られるスキル、1日の密着や、担当した仕事についてのインタビューなど、一歩踏み込んだ情報がリアリティを感じ、役に立ちます。
城所
入社した場合にどんな職種に就いて、どんな力を高めていくことができるのか、はとても気になります。また、社風が自分の考え方や性格と合っているかも気になります。
カワセ
仕事ルーティン・仕事のやりがい・企業の文化など働き方や社員の本音、雰囲気
がわかる情報は自分の条件と合致しているか確認できるので気になる情報です。
企業採用サイトで良いと思ったサイトとその理由は?
桃山
footage
うふふってーじ:業務の大変さや意識の高さのハードルに抵抗を感じそうなところ を、求職者に寄り添ってマイナスイメージを払拭しようと試みているところがわかるサイト。
出典:footage
小森
Talk session 座談会 | 博報堂プロダクツ 障がい者採用
「どこが好きでこの職場に入社したのか?当時どんな思いがあって入社を決めたのか?現在働いてみてどうなのか?」という情報があり、役にたつコンテンツだと思ったからです。
会社のらしさや、社員さんの魅力など、より深掘りされた情報があると、いいな!と思いますね。
面白い内容の記事やサイトに遊びなどがあるとホッとします。
出典:Talk session 座談会 | 博報堂プロダクツ 障がい者採用
城所
goodpatch
Our cultureという求職者が気になる疑問を先回りして書いたブログ記事のようなコンテンツが魅力的です。
子育て支援制度や新卒研修、社内イベントなどについて写真や社員個人の声を多用しながら発信していて、どういった場所でどんな風にはたらくのかイメージしやすいところがいいと思いました。
出典:goodpatch
カワセ
株式会社白泉社
社員インタビュー、社員同士の対談動画、内定者アンケートなどが明記されています。社員がどのような意識を持って仕事をしているのかわかり、必要な意識や観念が理解できる。
そして、社員同士の対談動画などは人間関係においてイメージがしやすく、内定者アンケートでは実際に内定をもらった人から役に立った面接対策やWEBテスト対策などが掲載され、その企業に入る前の心境など就活生側に立った悩みに寄り添う形で答えています。内定をもらうための正しい対策方法がわかるため役に立つと思う。
出典:株式会社白泉社
ユニークな情報・コンテンツで良いと思ったサイトある?
桃山
串カツ田中ホールディングス
飲食店のイメージを払拭するゲーム風×ポップなイラスト キャリアアップ=レベルアップ、会社とのマッチング=ゲームの役職診断 のようにうまくゲーム の要素に掛け合わせているからです。
小森
埼玉県熊谷市の広告販促|第五企画 – 採用情報
特殊な福利厚生を見たときに独特で面白いなと思いました!お肉食べ放題だったり、アニバーサリー休暇、昼メシ補助制度、数字で見る会社の実態など…こういったところでも、会社のらしさが出ていて面白いなと思います。
城所
「何者図鑑」博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ新卒採用サイト
職種名とは別 に社員が「価値探求者」や「惹き出し者」など個々の強みを反映した肩書を名乗って紹介されているのがユニークでした。
出典:「何者図鑑」博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ新卒採用サイト
カワセ
株式会社ソニー・ミュージック
職種診断 …採用サイトを開くと10問の質問が投げかけられる。その質問に答えると、株式会社ソニー・ ミュージックエンタテインメントの中で自身に合った職種を紹介してくれるシステム →しばしば自身に合った職種診断はあるが、採用サイトの中で実施しているのは初めてみた。
そして、自身に合った企業の職種を紹介されれば興味・関心が湧きやすいエンタテインメント。
採用サイト制作における4つのポイント
インタビューを通して採用サイトを作る際に若手求職者に響く情報をしっかりと伝えるためには、以下の4つのポイントが重要だとわかりました。
1. 社員の雰囲気がわかるコンテンツ
社内の雰囲気を伝えるために、「対談動画」や「社員インタビュー」を掲載します。実際の働く環境がわかると、求職者も自分がどんな雰囲気の中で働くかイメージしやすくなります。
2. 1日の仕事の流れを紹介
「1日の密着取材」を通じて、具体的な業務の流れを見せると、仕事の実態がよくわかります。これにより、日常的な業務がどう進んでいくのかがしっかりと伝わります。
3. キャリアアップ(どんなスキルや経験が得られるか)を説明
どんなスキルや経験が得られるか、キャリアプランの形成にどう役立つかを説明することで、求職者が自分の成長をイメージしやすくなります。
4. 充実した福利厚生の紹介
子育て支援や研修、昼食補助などの福利厚生を詳しく紹介しましょう。これにより、会社が提供するサポートや働きやすさをしっかりアピールできます。
さらに、これらに加えて会社ならではのユニークな企画やイベントなどがあれば、求職者の心に残る魅力的な採用サイトになります。
これから採用サイトの作成をお考えの方はぜひこれらのポイントを参考にしてみてくださいね。
採用パンフレット作成・採用サイト制作のご相談、お待ちしております。
- 入社する前に会社の雰囲気、世界観をしっかり伝えたい
- 求人広告に出すコストを減らしたい
- Webから紙媒体まで同じ世界観で表現し、採用ブランディングをおこないたい
- 若手(Z世代)を採用したいが価値観や気持ちがわからない
- 若手を採用したはいいが1ヶ月も立たずに辞めてしまった