ぬいぐるみを作るよ〜オリジナルのキャラクターグッズ作成
こんにちは。デザイナーのももちゃんです。
カズミアでは普段はデザインやイラストを制作している私ですが、この度自社キャラクターのぬいぐるみを制作することになりました!数回に渡ってぬいぐるみ制作の様子をお伝えしていきますので、どんなぬいぐるみが完成するのかお楽しみに!
目次
01.ぬいぐるみの構想
まずはどんなぬいぐるみにするかを決めていきます。
今回制作するのはくめちゃん考案の雲をモチーフにしたキャラクター『づくり』。
事前に萩原さん・くめちゃんから頂いたものを元に考えていきます。
- サイズ:縦12~13cm 、横15~17cm
→思いの外小さかったので、もう少しサイズアップして縦15cmくらい 、横20cmくらいに。 - 素材:もちもちorふわふわした素材
→今回は毛足の長いふわふわの生地を使用。今後違った素材で作ってみても面白いかもしれないですね。 - 刺繍:目と口
- 小さいマグネット?で雲の手足を離せるようにしたい
- リバーシブルで色や表情を変えられるように
→難易度が高く断念…!色・表情違いは別で作ることになりました。
以上を元に考えたデザイン案がこちら!
シンプルに布を2枚縫い合わせた身体の中にマグネットを仕込み、後から手足をくっつけられるようにしました。
次は実際にぬいぐるみを作っていきます!
02.型紙作り
ぬいぐるみ制作は型紙を作るところから始めていきます。
卒業制作で一回大きなクマのぬいぐるみを作っただけのぬいぐるみ作りほぼ初心者の私ですが、勘と勢いでなんとかしていこうと思います…!
くめちゃんのイラストを元に、バランスを気にしながら実際のぬいぐるみの大きさで『づくり』を描いていきます。ここで学生時代にやっていたデッサンの能力が地味に活かされています(?)
顔を刺繍する過程で布が伸びることを想定して、実際のイラストより目を寄り気味で描きましたが、布を手に取ってみたらそんなに伸びなさそうだったので結局元のバランスに戻しました…。
ぬいぐるみの作り方の本を見ていると、切り込みのようなものを入れるとより立体的に作れそうなことが発覚!見様見真似で切り込み入りの型紙を作ってみることに。
試しに型紙を切って、縫う箇所をセロテープで止めてみました。
次回、試作品を作ります。
03.試作品制作
前回型紙を作ったところうまくいくか分からなかったため、試作品を作成することにしました!
今回は試作品制作~刺繍準備までの様子をお届けしますよ~!
余り物の布を使用して制作していきます。
作った型紙を布に転写して線の通りに切り、縫い合わせていきます。
とりあえず布同士がくっついてくれればいいので、かなりざっくり縫います!
片面を縫い終わったところ。
紙の状態と大して変わりませんね………。
この状態の布が2枚できたら縫い合わせていきます。縫い終わったら裏表をひっくり返して、綿を詰めていくと……
づくりだ!!ちゃんと雲の形になってる!!
厚みも一応あります。
思いのほかうまくいってびっくりです。これなら心配なさそうですね!
このまま本番にいきます!
04.制作準備
本番も刺繍以外は試作品の手順と同様に作っていきます。
まずは型紙を少し修正します。雲の凹凸がもう少し大きくなるように変更。厚みが出るように切り込み部分も調整しました。
そして今回使用する布がこちら!
布に顔の刺繍をする前提だったので、刺繍しても問題なさそうなぬいぐるみ用のクロスボアをチョイス。雲のふわふわ感も出せそうなものにしました。
試作品の時と同様に、この布に型紙を当てて布を2枚切り出していきます。
布が準備できたら次は顔の刺繍の準備をしていきます。
刺繍シートに型紙に書いた顔を転写し、刺繍枠に布と刺繍シートを挟んでいきます。
刺繍シートをピンと貼るのが意外に難しくて結構時間がかかってしまいました…(泣)
転写の時は刺繍した時に綺麗に刺せるようにガイドラインを引いておきます。
そして転写枠に布と転写シートを挟んで……
全然うまくいかない!!!
一応刺繍シートにも布を置く位置のガイドラインは描いておきましたが、なかなか布の真ん中に顔の位置を配置するのが難しく…しかも布の大きさと刺繍枠の大きさが絶妙すぎてなかなかうまく布がピンと張ってくれない……
失敗した…刺繍を終えた後に布を切り出すべきでしたね…(泣)
それでもやってるうちになんとかうまくできたので、これで刺繍準備は完了!
次からは顔の刺繍をしていきます!
次回もお楽しみに〜!ももちゃんでした。