アートブックとしても楽しめる絵本と図鑑
こんにちは、斎藤です。
少し前に ゆりなんが絵本を紹介していた (大人もよみたい絵本) ので、今回 私も便乗してお気に入りを紹介させてもらおうと思います◎
我が家には小学生と幼稚園児の子どもがいることもあり、本棚に入りきれないほどに絵本や図鑑がたんまり。
その中で【 大人が読んで楽しい見て美しい 絵本と図鑑 】をセレクトしてみました。
モミの木 – 作:H.C.アンデルセン 絵:サンナ・アンヌッカ –
アンデルセンの名作童話が マリメッコのデザイナーとしても活躍するサンナ・アンヌッカさんのイラストで絵本に。
布張りに金箔押しが美しい表紙、洗練されたイラストに心が踊ります。
モミの木の一生に人間の一生を重ねながら 味わって読みたい一冊。
同シリーズの「雪の女王」「くるみ割り人形」とあわせて、大人へのプレゼントにもオススメです。
いきものたちの音がきこえる – ミロコマチコ –
ミロコマチコ – mirocomachiko web site
画家・絵本作家 ミロコマチコさんの展覧会公式図録。
彼女の絵本はたくさん持っているのですが、どれも好きすぎて選べない…
描かれている生きものはどれも生命力に溢れていて、いつも眺めてはパワーをもらってます。
ちなみに、海老名市立中央図書館の学習ルームにはミロコマチコさんの原画が展示されていますよ。(2021年6月現在)
THE ANIMAL BOOK – Steve Jenkins –
英語が全くわからない息子たちが、ボロボロになるほど見続けている1冊。
こちら ただの動物図鑑と思うなかれ、イラストは全て紙を使ったコラージュ!
質感のあたたかさ、細かなクオリティ、豊かな表現力。時間を忘れて見入ってしまいます。
【 copycats(擬態する生物)】【 Father’s turn(オスが子育てする生物)】など、ユニークなテーマでカテゴライズされているのも面白い◎
スティーブ・ジェンキンスさんの絵本は日本語のもの出版されていますが、個人的には洋書の図鑑系が好きです。
かないくん – 作:谷川俊太郎 絵:松本大洋 –
谷川俊太郎さんのお話に松本大洋さんがイラストを描いた「死」をテーマにした絵本。
本のカバーを取ると、本体表紙はイラストのみ、そして裏表紙は真っ白 という装丁。
他にも 奥付(本のクレジット)やバーコードの位置など、すべてがこのお話のために工夫されたデザインになっています。
漢字すべてにルビがふってあるので 小さな子供でも読むことができます。
重いテーマではあるけれど なんだか心が静まる、それぞれの解釈で何度でも読みたい絵本です。
一度読んで終わりではないのが絵本の魅力。
アートブックとしてペラペラ眺める日もあれば、物語をじっくり読み込む日もある。
絵本って その日その時の自分に寄り添ってくれる存在なんだと思います。
子どもの本棚に置くにはちょっともったいない【 大人が読んで楽しい見て美しい 絵本と図鑑 】、雨の季節のおうち時間にいかがでしょうか。
おすすめ絵本、まだまだあるのでまた機会があれば…
それではまた◎